| | 伊勢は ナーエ 津で持つ津は伊勢で持つ アラヨーイヨイ 尾張名古屋は ヤンレー 城で持つ
桜 ナーエ 三月菖蒲は五月 アラヨーイヨイ 咲いて年取る ヤンレー 梅の花
間の ナーエ 色里のお杉やお玉 アラヨーイヨイ お杉お玉の引く三味は 一をだるめて二を絞めて 三で三下げ三絞めて 絞めてしゃんせと ヤンレー 舞を舞う
ここの ナーエ 屋敷は目出度の屋敷 アラヨーイヨイ 鶴と亀とが ヤンレー 舞を舞う 伊予の ナーエ 西条の名物名所 アラヨーイヨイ 伊曽乃祭に ヤンレー 武丈桜
ここで ナーエ 米買う利は無いけれど アラヨーイヨイ 娘を見たのが ヤンレー 利でごさる
富士は ナーエ 三国一とは言えど アラヨーイヨイ 伊予の石鎚 ヤンレー 四国一
お伊勢 ナーエ 参りにこの子ができた アラヨーイヨイ お名を付けましょ ヤンレー 伊勢松と
わしが ナーエ 国さはお伊勢が遠い アラヨーイヨイ お伊勢恋しや ヤンレー 参りたや
浜に ナーエ 魚は数々あれど アラヨーイヨイ 中にも海老と言うやつは 頭に金銀色染めて 腹には万匹子を抱いて 背には梓の弓を張り ピンと跳ねたら ヤンレー 悪魔避け
伊勢に ナーエ 行きたい伊勢路が見たい アラヨーイヨイ せめて一生に ヤンレー 一度でも
伊勢の ナーエ 旅路に嬉しいものは アラヨーイヨイ 道の眺めと ヤンレー 伊勢音頭
お伊勢 ナーエ 音頭に心も浮いた アラヨーイヨイ わしも踊ろか ヤンレー 輪の中で
娘 ナーエ 島田に蝶々が止まる アラヨーイヨイ 止まるはずだよ ヤンレー 花じゃもの
あの娘 ナーエ 良い娘じゃ俺見て笑た アラヨーイヨイ 俺も見てやれ ヤンレー 笑てやれ
お前 ナーエ 百までわしゃ九十九まで アラヨーイヨイ 共に白髪の ヤンレー 生えるまで
吉田 ナーエ 通れば二階から招く アラヨーイヨイ この鹿の子の ヤンレー 振り袖で
嬉しい ナーエ めでたの若松様よ アラヨーイヨイ 枝も栄えて ヤンレー 葉も繁る
伊勢へ ナーエ 七度熊野へは三度 アラヨーイヨイ 愛宕様は ヤンレー 月参り
伊予の ナーエ 西条は紀州の別れよ アラヨーイヨイ 三葉葵の ヤンレー 紋所
間の ナーエ 山にはお杉やお玉 アラヨーイヨイ お杉お玉の引く三味は 一をだるめて二を絞めて 三で引き出す三下り しもさん紺さん中乗りさん 浅黄の腿引きゃ拗ね抜きさん どんがめいりの脇出しさん しらめ絞りのほをかぶり 一銭やらんせ放りゃんせ お杉お玉は ヤンレー ここばかり
お伊勢 ナーエ 参りに朝熊を掛けよ アラヨーイヨイ 朝熊掛けねば ヤンレー 方参宮
お伊勢 ナーエ 参りにお杉やお玉 アラヨーイヨイ 申しこれいのお客様 ここりゃ辺りで泊まりゃんせ お風呂もタンタン沸いている お茶もシャンシャン沸いている 行灯の障子も昨日張り替えて 食事の用意は銀善銀箸銀茶碗 お寝間のお伽は十六七と八なりと 白歯が嫌なら鐘紡付けて お金次第で ヤンレー 私でも
秋の ナーエ 祭は石岡様の アラヨーイセトーコーセー 御輿屋台の ヤンレー 絵巻物
ドンと ナーエ 響けば氷見橘が アラヨーイセトーコーセー 一つ輪になる ヤンレー 渦になる
伊勢路 ナーエ 懐かしご先祖さんが アラヨーイヨイ 呼んでいるよな ヤンレー 春の風
奈良の ナーエ 名所は猿沢の池 アラヨーイヨイ 鯉が六分で水三分 中にはちょっぴり鮒一分 鹿や灯籠数知れず 銀かけ柳に八重桜 奈良の大仏陣取れず せれに輝く ヤンレー 三笠山
めでた ナーエ めでたのこの間座敷 アラヨーイヨイ 奥の間掛け軸眺むれば 梅の木小枝に鶯が 金と銀との巣を組んで 十二の卵を産み揃え 十二が一度に目を上げて 小鳥が巣立ちする時は 金銀杯くわえさせ 恵比寿大黒飛んできて 福はこの家 ヤンレー 皆残す
めでた ナーエ めでたのこの間の屋敷 アラヨーイヨイ 白髪生えたるお爺様と 腰の曲がったお婆様と 千両箱に腰下ろし 万両箱に肘を駆け 金の屏風をたてまわし 金の火針に金茶碗 金の楊枝をくわえて備後表の御畳 でんでん甲羅の虎の皮 これに鶴が舞い降りて これに亀が舞い上がり めでためでたの ヤンレー 舞いを舞う
くるが ナーエ くるがと浜に出てみれば アラヨーイヨイ 浜にゃ松風 ヤンレー 吹くばかり
源氏 ナーエ 平家の戦いの場所は アラヨーイヨイ 讃岐屋島に ヤンレー 壇之浦
水の ナーエ 都の西条の祭りよ アラヨーイヨイ老いも若きも ヤンレー 伊勢音頭
飲めや ナーエ 唄えや今宵は限り アラヨーイヨイ 鐘や太鼓 ヤンレー 気も勇む
飲めよ ナーエ 騒げや今宵は限り アラヨーイヨイ 明日は出船 ヤンレー 舵枕
尾張 ナーエ 名古屋は城で持つが アラヨーイヨイ 伊予の西条は ヤンレー 水で持つ
秋の ナーエ 矢島は回ればしびき アラヨーイヨイ 裏はしちうだ ヤンレー しちへみず
お伊勢 ナーエ 参りに扇をひろた アラヨーイヨイ 扇めでたや ヤンレー 末繁盛
伊勢の ナーエ 戻りにこの子ができた アラヨーイヨイ できたこの子が ヤンレー 伊勢松か
伊予の ナーエ 西条はお水で持つが アラヨーイヨイ 伊曽乃祭は唄で持つ
お伊勢 ナーエ よいとこ菜の花つづき アラヨーイヨイ 唄も懐かし ヤンレー 伊勢音頭
伊勢の ナーエ 豊久野銭懸松は アラヨーイヨイ 枝は枯れても ヤンレー 名は残る
伊予の ナーエ 西条の名物名所 アラヨーイヨイ 鶴岡祭りに ヤンレー 喜左衛門
秋の ナーエ 祭りは伊曽乃様の アラヨーイヨイ 御輿屋台の ヤンレー 絵巻物
宵だ ナーエ 宵だと夜中を過ぎて アラヨーイヨイ いつも宵で ヤンレー 夜中やら
お伊勢 ナーエ 音頭は日本の音頭 アラヨーイヨイ 唄い囃せよ ヤンレー 伊予と伊勢
ここの ナーエ お庭は目出度のお庭 アラヨーイヨイ 金のなる木が ヤンレー 生え茂
西条 ナーエ 伊曽乃の祭礼絵巻 アラヨーイヨイ 時は天保十三年 お江戸に集まる殿様が 祭の話に花が咲き 仙台伊達の殿様は お國祭が日本一 自慢話に酔いしれた ところが西条の殿様は 豪華絢爛だんじりの 伊曽乃の祭が日本一 即座にお國に戻りつつ 絵師に絵巻を描かせて遠く伊達の殿様に 祭絵巻を送らせた 届いた絵巻を眺めつつ なんと豪華絢爛の 伊曽乃祭を褒め称え これぞ本との日本一 今に伝わる ヤンレー 絵巻物
さした ナーエ 盃中見て飲まれ アラヨーイヨイ 中は鶴亀 ヤンレー 五本の松
咲いた ナーエ 桜に何故とま繋ぐ アラヨーイヨイ おなが勇めば ヤンレー 花が散る
雨が ナーエ 差すなら妹はお差し アラヨーイヨイ 同じ蛇の目の ヤンレー からかさを
海の ナーエ 鴎にしおのち取れば アラヨーイヨイ 私ゃ夏鳥 ヤンレー 春に消え
わしが ナーエ お国はお伊勢が遠い アラヨーイヨイ お伊勢行きたや ヤンレー 参りたや
ここの ナーエ 社の金銀様は アラヨーイヨイ鉦を吊り下げ ヤンレー 日を照らす
ほのかに香る金木犀 鉦や太鼓が鳴り響く 秋の空に舞う提灯 皆で目指すは大鳥居 唄う囃子は ヤンレー 伊勢音頭
高い ナーエ 山から谷底見れば アラヨーイヨイ 瓜や茄の ヤンレー 花盛り
道中 ナーエ 雲透け桜のつぼみ アラヨーイヨイ 明日も酒酒 ヤンレー 今日も酒
坊主 ナーエ 頭に橙乗せて アラヨーイヨイ 乗るか乗らぬか ヤンレー 乗せてみる
坂は ナーエ 照る照る鈴鹿は曇る アラヨーイヨイ 間の土山には ヤンレー 雨が降る
唄い ナーエ ますけどまだ若鳥で アラヨーイヨイ 声が届かぬ ヤンレー 隅々へ
可愛い ナーエ かりゃこそ氷見から通うた アラヨーイヨイ にくて氷見から通おうろうか
ここの ナーエ お屋敷は目出度のお屋敷 アラヨーイヨイ 千も万代も ヤンレー 千代栄え
ちょいと ナーエ 出しましょ藪から笹を アラヨーイヨイ つけて吊り下げ ヤンレー 短冊を
国を ナーエ 出るときふんどし忘れ アラヨーイヨイ 長い道中 ヤンレー ぶらぶらと
酒に ナーエ 酔うた酔うた五勺の酒に アラヨーイヨイ 飲まぬ五勺の ヤンレー 酒に酔う た
某 ナーエ 三重で御前は会津 アラヨーイヨイ 次のいつかに ヤンレー 会える日まで
西条 ナーエ 伊曽乃の四国の祭り アラヨーイヨイ だんじりかきたや唄いたや
明日は ナーエ お団子を食べ見るのは アラヨーイヨイ 十五夜兎の ヤンレー お月様
帯に ナーエ 短し襷に長し アラヨーイヨイ お伊勢参りの ヤンレー 笠の紐
馬は ナーエ 豆好き馬子酒が好き アラヨーイヨイ 乗せたお客は ヤンレー 唄が好き
仁八 ナーエ 乙女の手で焼き添えて アラヨーイヨイ 味も二見の ヤンレー 壺栄螺
春が ナーエ 来たなら小春さんを連れて アラヨーイヨイ 武丈の桜は ヤンレー はるばると
いたら ナーエ 見てこいよ名古屋の城を アラヨーイヨイ 名古屋の鯱 ヤンレー 雨さらし
嫁の ナーエ 破れ傘させそうでさせぬ アラヨーイヨイ 妹日傘で ヤンレー 昼もさす
ここの ナーエ 裏にはみょうかふきはれて アラヨーイヨイ みょうが目出度い ヤンレー 末繁晶
竹に ナーエ 雀がしなよくとまる アラヨーイヨイ 止めて止まらぬ ヤンレー 色の道よ
花は ナーエ 桜で山は富士山の アラヨーイヨイ 城は尾張の ヤンレー 名古屋城
伊座利 ナーエ 担ごうかかごのなかで アラヨーイヨイ 越すに越されぬ ヤンレー 稲佐山
西行 ナーエ 法師はお伊勢へ参り アラヨーイヨイ 読んで拝んで ヤンレー すすり泣き
閉めて ナーエ また行きそうよ 猫が戸棚の ヤンレー 魚取りに
沖も ナーエ 暗いのに白帆が見える アラヨーイヨイ あれは紀伊の ヤンレー 蜜柑船
山を ナーエ 越えたらいの町で アラヨーイヨイ 道中荒川に ヤンレー 藤之石
これ以外の伊勢音頭の歌詞をしっていたら教えてください |