豪華絢爛・西条まつり・だんじり・みこし・太鼓台

松之巷

奉納: 伊曽乃神社

撮影:ハルキフォート

撮影:ハルキフォート


製作年: 江戸後期 安政5年(1858)~慶応元年(1865)
石岡神社氏子「御供・古町組」として制作 明治32年:明神木に売却 大正元年:松之巷が購入
下絵: 山本雲溪、玉仙(雲溪の末娘、節子)の合作
彫刻: 好道
 
黒漆塗、3階の小ぶりの家躰で、昔の姿を良く残し、現存する西條中唯一台の「西條祭絵巻」型家躰。胴板彫刻は、天保年間「山月庵主人著、葛飾戴斗描 『三韓退治図絵』」をもとに「神功皇后」の物語となっている。また、破風の「鶴」、乳隠しの「亀」は有名!平成五年(1993)本漆、岩絵の具を用い三度目の塗替、大修理を行う。台輪の柱が12本あり、担棒もほぞで組んでいるので非常に堅固である。「宮だし」「御旅所」「御殿前」での練りでは「手差し」を行う。また、家躰運行における昔からの「しきたり」にこだわる。
資料提供:高橋清志氏